Fujiwara :: Movie - 2005.08.14 Sun 16:58
続・映画Week「No Man's Land」
いくらか涼しくなった気がするお盆。それでも夏らしい空、途切れることの無い蝉の声、額の汗を拭いながらも、静かに手を合わせてご先祖様にご挨拶。「いつも大変お世話になっております……」という始まりはいいかげんやめようかと思う。
「No Man's Land」
最高だよ。死んだと思って気がついたら地雷の上。世界中が俺を注目してるってのに、クソがしたいし、お前の話もうんざりだ。
全編皮肉たっぷりの反戦映画でした。塹壕に放り込まれた敵同士の二人、起きたら吹っ飛ぶ地雷の上で目を覚ました一人。民族紛争の縮図を中間地帯となる塹壕の中の三人だけで描いた脚本はなかなか良かった。官僚主義の無能すぎる国連軍、お馬鹿なマスコミあたりはお決まりといった感じですが。
「陳腐なヒューマニズム」も「涙を誘う美しいストーリー」も「目を背けたくなる戦場描写」もいらんのです。映画に「救い」や「反省」を求めるのも無意味だと思いました。
観終わったあとはかなり凹みました。あまりに馬鹿馬鹿しくて、救いのないほど愚かで……それが戦争の本質のひとつなのかもしれません。
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